ASUKAモデルを知っていますか?

最近は学校やお店、駅やコンビニなど
いろいろなところでAEDを見かけます。

もし、大切なご家族、お子様、ご友人が…
例え面識がない方でも、目の前で人が倒れたら
AEDを使用することができますか?


院内には様々な医療機器があります。
私たち医療従事者は、日々の業務で使用する
医療機器の使用方法についての勉強はがんばりますが、
AEDについてはどうでしょう?


私は、どの医療機器よりも一番にAED
使い方について知ってもらいたいと思っています。

そこで今回は「ASUKAモデル」
について紹介します。

 

 

 

 

2011年、さいたま市の小学校で駅伝の練習中、
突然倒れた6年生の桐田明日香さん。
けいれんや、あえぐような呼吸があったため、
学校にはAEDがあったにもかかわらず
使われることはありませんでした。

その結果、明日香さんは翌日亡くなります。

AEDを使っていたら
明日香さんは救われていたかもしれない。
明日香さんの両親と、
さいたま市の教育委員会は、
同じ悲しみを繰り返さないために
事故対応マニュアル「ASUKAモデル」
を作成しました。

呼吸をしていないかどうか
判断ができなかったり、迷ったら、
胸骨圧迫とAEDの使用に進む

と「ASUKAモデル」には明記してあります。

AEDが必要な状態では
呼吸や脈の判断は非常に難しいものです。
だから、例え医療従事者であっても
完璧に判断できなくてもいいのです。
迷ってもいいのです。
ただ、「迷った時は、ちゅうちょせずに胸骨圧迫とAED」
今回はぜひこの言葉だけでも覚えてくださいね。

「ASUKAモデル」について、下記のバナーから
詳細を見ることができます。

 

 

 

次回のブログではAEDの使い方を一緒に勉強しましょう。